インストラクターのHARUKAです
2018年も残すところあとわずかとなりました
今冬は暖冬と言われていますが
スタジオのあるここ福島県三春町では、雪が舞う日が増えてきました
朝の冷え込みが強い日には、霜が降りていることもしばしば
針葉樹に雪が舞う光景に思わず足を止め
かじかむ手でシャッターを切りました
かじかむ手でシャッターを切りました
自然に囲まれたこのスタジオでは、天気や季節、流れる時間を肌で感じることができます
今日は空がきれいだな
紅葉が深まってきたな
日が落ちるのが早くなったな
雪が積もったらどんな光景が広がるのか、今からとても楽しみです
さて、気温が低い日が続いていますが、みなさん体調はいかがですか?
ヨガクラスの参加者様からは、気温が低くなるにつれ、膝や腰が痛むようになってきたというお話を聞きます
その原因の一つとなるのが、【冷え性】です
東洋医学ではこれを「寒邪(かんじゃ)」と言います
寒邪によって体を温める機能が低下し、体内の巡りが悪くなり
さらに詰まりができるとそこに痛みとして症状に現れます
女性に多い冷え性ですが、最近では男性でも症状を訴える方が増えてきています
ということで、今回のテーマは【冷え性】
まずはその原因からお話していきます
まずはその原因からお話していきます
①寒さによる血流の悪化
気温が低くなると、身体は手先や足先などの末端や皮膚表面などの血管を収縮させて熱の拡散を防ぎ
心臓や肝臓など重要な臓器が集まる体の中心部に血液を集めて、体温を維持しようとします
そのため血液が行き渡りにくくなった手先や足先は、温度が下がってしまいます
②自律神経の乱れ
①で述べたように、冬は活動するのに必要な熱を作り出すため、交感神経が優位となりがちです
交感神経優位の状態が続くと、消化吸収力・新陳代謝の低下
老廃物が排出できないなど体内の巡りが悪くなることで、体の冷えを招きます
③運動不足
体内で最も活発な発熱体は筋肉です
寒い時に体がブルブルと震えるのは、筋肉を動かして体温を上げようとするためです
運動することで、筋肉で作りだされた熱は血液を温め、
その血液が全身を巡ることで体全体が温められるのですが、運動不足になるとこれらの機能が低下してしまいます
男性よりも筋肉量が少ない女性が冷え性になりやすいのはこのためです
④むくみ
体内の巡りが悪くなると、不要な水分が排出されず、体内で滞ってしまうことがあります
それが、むくみです。水分は冷えやすいという特徴があるため
体内に滞った水分が外気温によって冷やされてしまい、その結果体の冷えへとつながります
冷え性でお悩みの方、心当たりはありましたか!?
大事なのはここから
冷え性を改善するためにはどうしたらいいのか
簡単な冷え性対策をいくつかご紹介します
①ぬるめ(38~40℃)のお風呂に浸かる
血液が行き渡りにくくなった手先や足先への血流を改善するには
体を温め筋肉を緩めること、そしてリラックスして副交感神経を高めることが重要です
お風呂にゆっくりと浸かり心身を緩めると、血管が拡張し、血液が全身へ行き渡るようになります
お風呂に入るタイミングは、寝る1時間位前に上がれるようにするのがオススメです
睡眠時は消化や疲労回復、新陳代謝などが行われる最高のデトックスタイム!
体内の巡りを促すためにも、シャワーで済ませず、湯船につかるようにしましょう
②体を温める食品・食材を摂る
東洋医学には「医食同源」という言葉があります
食事を摂ることと医療行為は同じである
つまり食べ物には冷え性のような未病を治したり、病気を予防したりする薬効があるということです
旬の食材やその土地で採れたものには、その時季に必要な栄養素や性質を持っています
体を温めたいなら、食材では生姜・長ネギ・ニンジン・鶏肉・エビなど
食品なら冷たいサラダよりもポトフなど摂るようにするといいでしょう
③適度な運動をする
筋肉は体内で最も多くの熱を生む場所でしたね
重ね着をすることももちろん大事ですが、体の内側から自分の力で温める自家発電も大事です
効果的なのはウォーキングなどの有酸素運動ですが、やはりその中でもヨガがオススメです
ヨガなら寒くても家の中でもできますし、朝や寝る前など時間も選びません
筋肉をしっかりと動かすことで、温まった血液が全身に届くようになる
意識的な呼吸をすることで自律神経が整う、まさに一石二鳥ですね
運動をする時間がない場合は、足裏をほぐしてあげましょう
足の指を広げたり・回したり、足裏を揉んでみたり
足裏にはたくさんのツボがあるため刺激することで、全身に効果があります
冷え性に効果的なツボは「湧泉(ゆうせん)」
土踏まずの足指側中央にあるくぼみです
親指でぎゅっと押してみましょう
むくみにも効果的ですので、ぜひ試してみてくださいね
いかがでしたか?
冷え性対策をいくつかご紹介しましたが、大事なのは『体内の巡りをよくすること』
四季があるのは日本だけ
季節毎の過ごし方があります
寒さと上手に付き合いながら、楽しい冬を過ごしましょう!
HARUKA
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